不動産ニュース

ハワイ・マンスリー No.86 2020年10月号

「ハワイ・マンスリー」は現地の不動産情報を中心に、政治・経済・文化・環境・ライフスタイルなど、旬の話題を毎月お届けします。”ハワイの本当の姿” をお伝えするニュースレターです!


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編集後記:
二度目のロックダウンが9月24日に解除され、テイクアウトやデリバリーが主流だった飲食店もようやく店内営業ができるようになりました。10月15日からは事前テストプログラムが始まり、ハワイ州に到着する72時間前以内に受けたPCR検査の陰性結果を持参すれば自主隔離が免除されるようになり、徐々に訪問者が増えています。残念ながら今年は、12月13日に開催予定だったホノルルマラソンの中止と延期の検討が発表されましたが、1980年代から休眠していた長谷工による住宅建設プロジェクトがロイヤルクニア地区において再始動するようです。これにより、211エーカーの土地に1,850戸の住宅が建築されます(地元経済紙パシフィックビジネスニュースより)。

2020年9月の不動産Movement

先月のオアフ島における不動産取引価格の推移は以下の図のようになっています。

2020年9月 オアフ島の不動産統計

オアフ島の戸建て市場は新記録を2つ樹立

ホノルルリアルター協会(HBR:Honolulu Board of REALTORS)は、9月のオアフ島の販売状況を発表しました。夏のシーズンの終わりとなる9月は、戸建ての販売数が前年同月から12.7%増加し、価格が13.3%上昇しました。コンドミニアムは販売戸数が-2.1%、中間価格は前年同月と同額になり、コンドミニアム市場も落ち着きを取り戻してきたようです。また9月は、2つの新記録が生まれました。1つは、戸建ての中間価格が880,000ドルと過去最高を記録。もう1つは、成約日数(Days on Market=DOM:販売されてから成約までの日数)が9日と過去最短を記録しました。

「新型コロナウイルスの感染拡大により、バイヤーの心理が「郊外へ」「広い空間へ」と変化し、それが戸建ての需要増に表れているようだ。さらに、感染拡大によるロックダウンで人々は自宅待機や在宅勤務を余儀なくされており、ニューノーマル(新しい日常)に適応するための生活様式を求めて、市場に殺到しているのだろう」と、2020年HBR会長のトリシア・ネコタ女史は語り、「COVID-19というパンデミックにより、不動産売買に対する考え方や捉え方に変化が生じており、マイホーム購入や家の買い替えに関する優先順位にも影響を与えている」と指摘しています。

各種データを個別に見てみましょう。戸建て市場は、700,000ドル以下の価格帯の販売数が36.3%減少しましたが、700,000ドルから1,499,999ドルの価格帯は9月の一月で74件増えており、前年同月比では42.9%も増加しました。1,500,000ドル以上の価格帯も42.9%増加しました。ちなみに、ハワイでは大型に属する床面積が2,000 sq.ft(約185.01㎡)以上の物件も、前年比で37.9%増加しました。

コンドミニアム市場は、販売数が456ユニットで前年比-10ユニット、2.1%の減少になりましたが、価格は前年同月と変わりなく、持ち直してきたようです。また、400,000ドルから499,999ドルの価格帯と600,000ドルから699,999ドルの価格帯で活発な動きがあったようです。中間価格は445,000ドルで前年9月と変わりませんが、販売日数は前年同月の27日から21日に短くなりました。

販売価格に対する成約価格の割合(% of Original Listing Price Received)は、満額での購入が前年の79件から163件へと2倍以上も増加しました。コンド市場も同様に、2019年は62件でしたが、今年は82件に増加しました。

秋のシーズンが始まる中、販売可能な物件数(在庫数:inventory)は、前年同月比で戸建てが39.3%、コンドミニアムが5.8%減少しています。戸建ての在庫数(9月の時点で1.9ヶ月分)の著しい減少は、市場に出る新規物件数が少ないことと、パンデミックによる戸建て需要の増加が第三四半期に高まったことと関連していると思われます。戸建てほどではありませんが、コンドミニアム市場も在庫数(同4.0ヶ月分)が減少しています。第2四半期からコンドミニアムの需要も高くなり、昨年の第3四半期と比較すると在庫数は13.4%減少しており、市場は回復しています。

オアフ島は、9月に2度目のロックダウンを経験しており、戸建てとコンドミニアムの新規物件の登録数は、前年比でそれぞれ18.4%、9.7%の減少に留まっています。数字だけを見ると「減少」と思われるかもしれませんが、初めてロックダウンした4月は、前年比で戸建てが45.5%、コンドミニアムが39.5%の減少だったことと比べると、明らかに市場が回復していることがわかります。

詳細な統計はこちらをご参照ください。

2020年9月 オアフ島の不動産統計

<Source: Honolulu Board of REALTORS>

U.S.R.E. ニュースレター No.13 2020年9月号

全米の不動産市場のホットな話題を、毎月お届けします。
エリア別の販売状況・価格推移から今後1〜2カ月の市場予測まで、ここでしか読めない貴重な情報を満載!

U.S.R.E. ニュースレター No.13 2020年9月号
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ハワイ・マンスリー No.85 2020年9月号

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編集後記:
9月に入りましたが、ホノルルはまだしばらく暑い日が続きそうです。自主隔離は、9月下旬にようやく解除されました。閉鎖されていたビーチパークは再び散歩できるようになり、レストランも店内営業を再開しました。それでも地元民は、どちらかというとテイクアウトの方が主流のようです。デリバリーサービスを始めるレストランも増えてきました。日本や米国本土の状況をニュースで見ると、ハワイは町全体が本調子ではないような雰囲気ですが、他州から転居されてくるお客様をお手伝いする機会も増えてきました。オープンハウスは、マスク着用で一度に5名までの内見ができるようになりました。

2020年8月の不動産Movement

先月のオアフ島における不動産取引価格の推移は以下の図のようになっています。

2020年8月 オアフ島の不動産統計

住宅市場はコロナ禍で複雑な動き

ホノルルリアルター協会(HBR:Honolulu Board of REALTORS)は、8月のオアフ等の販売状況をニュースリリースでレポートしました。2次感染拡大の中で、全体的には順調な回復を示しており、特に既存戸建て住宅の中間販売価格(Median Sales Price)は839,000ドルの高値を記録し、前年8月の790,000ドルから6.2%上昇しました。一方、コンドミニアムは回復までに時間がかかりそうです。

「オアフ島の不動産市況は、在庫数が少ないにもかかわらず、バイヤー(買手)の購入意欲は引き続き高く、史上最低金利との相乗効果により既存戸建て住宅市場に需要が殺到している。コロナ禍においても住宅価格は上昇しており、バイヤーは低金利を活用しようと市場に殺到しており、セラー(売手)にとってはまたとないチャンスだ」と、2020年HBR会長のトリシア・ネコタ(Tricia Nekota)女史は語っています。

戸建ての販売(Closed Sales)は、ロックダウンした5月の248戸(4月も同戸数)を底に、毎月徐々に回復してきました。前年8月との比較でも2.8%の増加です。しかし、新規の販売物件数(New Listings)は伸び悩んでおり、前年同月比で20.0%減少しました。物件が販売されてから成約されるまでの日数(DOM:Median Days on Market)は15日、前年比では44.4%も短縮されました。

一方、コンドミニアムの販売戸数は409ユニットで、戸建ての回復力には追いつかず、前年8月の512ユニットから20.1%の減少、前月7月との比較でも4.0%減少しました。しかし、販売価格は前年の419,500ドルから2.5%上昇し、430,000ドルになりました。新規の販売物件数も、コンドミニアムは増加しました。7月の657ユニットから696ユニットへ5.9%増加しましたが、前年比では−10.5%、1月から8月までの通年(YTD:Year-To-Date)では−19.0%でした。成約されるまでの日数は23日、前年8月の22日とほぼ変わりませんでした。

戸建て市場はこの3ヶ月間で、販売戸数の43%が満額あるいはそれ以上の成約価格になり、前年同期の35%を上回りました。もともと、オアフ島では戸建ての需要が高かったのですが、米国本土と同様に、新型コロナウイルス感染症の拡大がバイヤーの心理に「限られた空間よりも解放された空間へ」「都心のコンドミニアムから郊外の戸建てへ」と、影響を与えているようです。

詳細な統計はこちらをご参照ください。

2020年8月 オアフ島の不動産統計

<Source: Honolulu Board of REALTORS>

U.S.R.E. ニュースレター No.12 2020年8月号

全米の不動産市場のホットな話題を、毎月お届けします。
エリア別の販売状況・価格推移から今後1〜2カ月の市場予測まで、ここでしか読めない貴重な情報を満載!

U.S.R.E. ニュースレター No.12 2020年8月号
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ハワイ・マンスリー No.84 2020年8月号

「ハワイ・マンスリー」は現地の不動産情報を中心に、政治・経済・文化・環境・ライフスタイルなど、旬の話題を毎月お届けします。”ハワイの本当の姿” をお伝えするニュースレターです!


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編集後記:
ホノルルは8月も引き続き、島外からの訪問者に2週間の自主隔離を義務付けており、国際線は帰国できなかった乗客の救済便として、限られた便数が運航されるようです。飲食店の屋内営業は徐々に再開されましたが、8月27日にホノルル市長がステイアットホーム第二弾を発令したため、27日からの営業はテイクアウトとデリバリーのみとなりました。公立学校は5ヶ月間の自宅学習と夏休みを経て、8月17日から再開したばかりでしたがオンラインの授業に切り替えられ、不動産業業界はオープンハウスを控えるよう通達されました。

マーケット・アップデイト No.17 2020年8月号

オアフ島を中心に、ハワイ州内の戸建て・コンドミニアムの最新の販売状況を、毎月お届けします。
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マーケット・アップデイト No.17

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U.S.R.E. ニュースレター No.11 2020年7月号

全米の不動産市場のホットな話題を、毎月お届けします。
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U.S.R.E. ニュースレター No.11 2020年7月号
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2020年7月の不動産Movement

先月のオアフ島における不動産取引価格の推移は以下の図のようになっています。

2020年7月 オアフ島の不動産統計

オアフ島の住宅市場は着実に回復に向かう

2020年ホノルルリアルター協会会長のトリシア・ネコタ女史は、「現在の不動産市場は、コロナ禍にも関わらずバイヤーのマイホーム購入の意欲が強く、戦後最低の住宅金利というチャンスを逃すまいとしています。さらに、今まで及び腰だったセラーも、販売物件を徐々に市場に戻し始めています。7月のホノルルの不動産市場は活気を取り戻しただけでなく、ハワイ経済の復活に向けて大きく貢献しています」と語りました。

オアフ島の既存戸建て住宅の販売は、前年同月対比で3.0%の減少ですが、2019年の月間平均販売戸数を15.3%上回り、6月から19.5%増加しました。

価格帯で見ると、オアフ島の販売価格の中間値に当たる700,000ドル〜899,999ドルの物件の販売が増加し、600,000ドル〜699,999ドルの価格帯の物件の販売は26.5%減少しました。引き続き戸建ての需要は多く、物件が市場に出てから成約されるまでの日数(DOM:Days on Market)は13日になり、前年同月の17日、2020年通年の19日よりも短くなりました。

コンドミニアムの販売戸数は、前年同月対比で17.0%の減少ですが、6月から36.5%も増加しました。400,000ドル〜499,999ドルの価格帯の物件の販売が20.7%増加しましたが、それ以外の価格帯では減少しました。

新規のリスティング(新たな販売物件)は、前年対比で戸建てが18.8%、コンドミニアムが15.6%減少しましたが、6月からは、それぞれ7.7%、9.9%増加しました。

「在庫数(販売可能な物件数:Inventory)の少なさと新規の販売物件(New Listings)の減少は続いていますが、1つの物件に複数のオファーが入り、販売価格よりも成約額が高くなることが多いのです」とネコタ会長は指摘します。

7月の販売価格は戸建てが815,000ドル、コンドミニアムが440,000ドルで、前年7月からそれぞれ2.4%、4.7%減少しましたが、1月〜7月の通年対比では、戸建てが790,000ドル、コンドが430,000ドルになり、それぞれ0.6%、1.2%増加しました。

詳細な統計はこちらをご参照ください。

2020年7月 オアフ島の不動産統計

<Source: Honolulu Board of REALTORS>